必要なのは、とにかく頭を取ること

木村正次郎代表のご著書「頭を取るしかない」のタイトルにもなっているように、必要なのは、とにかく頭を取ることです。

昔とはちがい、現在では天と出会ってもすぐに頭を取る修行に入ることはできません。
しかし、そのことと、頭を取る必要がないということは同じではないのです。

例えていえば、医師になるには、医学部を卒業したあと、研修医を経て専門医資格を取得しなければなりません。外科医であれば、手術を執刀できるだけの技術も必要でしょう。
すぐには一人前の医師にはなれないのです。
だからといって、医学をはじめとした勉強だけを一生やっておけばよいという話にはなりませんね。

同様に、天と出会って、まず目指すべきなのは頭を取ることです。
そのためには、まずは天華天行力三法行の実践から始まります。
先ほどの医師の話にたとえれば、医学部に入学したばかりのようなものです。

目標を正しく見定めなければ、モチベーションはなかなか上がってきません。
ちょうど数学が苦手な中学生が、「こんなことをやっても日常生活には何の役にもたたない」と屁理屈をいうのと同じです。
しかし、将来技術者になるとかの目標があれば、それは就職や仕事の遂行という、まさに生活に直結した能力になることが理解できるはずです。

だからこそ、あえて申し上げたいのは、とにかく頭を取ることを目標にしていただきたいということです。